つい先日の話し。
学生時代からの友人から電話があった。
学生の時から一緒に泣いたり笑ったりバカやったり青春時代を一緒に過ごした親友だ。
彼は僕と違い若い頃から商売人で、色んな商売をやって色んな苦労もしてきて、現在はいわゆる一般的には成功している部類に入っていると思う。
その彼がいきなり電話で
「お前車に詳しいやろ?フェラーリ買おうと思うねんけど色々教えてくれ」
そりゃ確かに車やバイクは好きだけど流石にフェラーリは分からん。単純に見た目はカッコイイが値段がバカ高いだけで壊れやすい印象しかない。そんな僕がアドバイスなんて出来るわけがない。

ただ思ったのは商売が上手くいってるのは分かってたけど、フェラーリ買う程成功してるんや!と感心はした。でもゆくゆく聞いて見るとそうではないらしい。
「だいぶ前から体調が良くないねん。大きい病気を患ってる訳では無いけど多分そんなには長生きはできんと思うねん。商売はやれるだけ突っ走ってきたけど、もう金儲けはええわ。ただいつか死ぬんやったら今の内に一生に一度フェラーリに乗ってみよかなと思ってんねん!」と・・・

要するに子供の頃にもどって死ぬまでにやりたい事を思いきりやってみようという事なのかな?
電話では笑い飛ばして反対したが、僕なりに色々考えさせられた。
身体が健康でも明日突然交通事故にあうかもしれない。突然倒れるかもしれない。
僕自身も今やりたい事や、やり残した事、これからの夢などもう一度考えてみようと

そりゃ食べていくには商売は大事。やりたく無い事はやらないって言うほど子供では無い。
でも金儲けよりもやりたい事を少年の頃のようなワクワクした気持ちで物作りをしていく感覚はいつまでも持っていたいものだ。


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